月別アーカイブ: 2025年6月

浜崎ペイントのよもやま話~第10回~

皆さんこんにちは!

 

沖縄県那覇市で塗料販売を中心に事業を展開している

株式会社浜崎ペイント、更新担当の富山です。

 

 

 

塗料販売の未来展望〜機能性と環境性が共存する時代へ〜

 

 

 

今回は「塗料販売の未来」について考えていきます。

建築業界全体が省エネ・脱炭素・健康志向へと舵を切る中で、塗料販売も“単なる材料提供業”から、“暮らしの品質をつくる業種”へと大きく変貌しようとしています。


◆ 「機能性塗料」の急成長

 

これからの塗料は、“色をつけるだけ”ではなく、“建物の性能を変える塗料”が主流になっていきます。

代表的な機能性塗料:

  • 遮熱・断熱塗料:冷暖房効率の改善=CO₂削減

  • 抗菌・抗ウイルス塗料:医療施設・飲食店などで採用拡大中

  • セルフクリーニング塗料:雨で汚れが流れる→美観維持と外壁寿命の延長

  • 防音・消臭・防虫塗料:居住環境の質向上に寄与

 

販売店としては、これらを「建物の使い方」「住まい手の生活スタイル」に応じて提案できるコンサル型営業が求められます。


◆ DX化とEC販売の加速

 

塗料販売にもデジタルシフトが進んでいます。

  • オンラインカタログと色シミュレーション

  • ECサイトによる直接販売

  • AIによるカラー提案サービス

  • 在庫連動・出荷追跡システムの導入

 

といったデジタルツールの活用により、スピード感のある販売と顧客満足度向上が可能になります。

特にBtoB領域では、「現場に即納」「現場単位の調色提案」など即応性の高いサービスが大きな差別化ポイントになります。


◆ 再生素材・バイオ塗料の普及も

 

今後、さらに注目されるのが「環境由来の新素材塗料」です。

  • バイオマス原料を使用した自然塗料

  • 海藻や植物由来の樹脂を活用した低VOC塗料

  • 廃プラスチックを活用した再生塗料

 

これらはCO₂排出を大幅に抑えるだけでなく、循環型社会の実現にも貢献します。

販売店としては、こうした製品の選定・勉強・展示を通じて、“持続可能性を軸にした販売姿勢”がますます重要になります。


◆ 今後求められる「販売員の進化」

 

塗料販売における“人”の役割も大きく変わってきます。

必要なのは、もはや単なる製品知識ではなく、

  • 建物全体の性能向上提案力

  • 環境法令・SDGs知識

  • 顧客ニーズに合わせたプラン設計力

 

こうした総合的なサポートスキルを備えた「提案型営業マン」こそが、未来の塗料販売を支える存在となるのです。


◆ まとめ:塗料販売の未来は“性能×環境×人”の掛け算

 

これからの塗料販売は、「何を売るか」だけでなく、「誰のために、どんな未来を描くか」が問われる時代です。

  • 地球環境に優しい塗料

  • 人に優しい塗装提案

  • 現場に優しい対応力

 

この三拍子を揃えることが、塗料販売業にとっての次なる使命です。

私たちはこれからも、塗料を通じて「建物の価値」と「暮らしの質」をつくる存在として、日々進化し続けてまいります。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社浜崎ペイントでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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浜崎ペイントのよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

沖縄県那覇市で塗料販売を中心に事業を展開している

株式会社浜崎ペイント、更新担当の富山です。

 

 

 

塗料販売の環境問題とその取り組み〜塗るだけじゃない、未来を守る選択〜

 

 

今回は「塗料販売業界と環境問題」について深く掘り下げていきます。

塗料は建築・製造・自動車・船舶・家具など、あらゆる分野で使われる重要な材料です。しかしその一方で、塗料が環境に与える影響も大きく、今や業界全体が“環境対応”を避けては通れない状況にあります。


◆ 知っていますか?塗料に含まれる「環境負荷物質」

 

かつての塗料は、耐久性や仕上がりを重視するあまり、多くの有機溶剤や鉛系顔料などを含んでいました。これらは、製造・販売・使用・廃棄の各段階で、次のような環境リスクを生み出します。

  • VOC(揮発性有機化合物):大気中で光化学スモッグの原因に

  • 鉛・クロムなどの重金属:人体や土壌への長期的影響

  • 溶剤系の臭気・火気危険性:施工中の安全リスク

 

つまり、ただ「塗る」だけでなく、その塗料がどんな成分でできているのかが、環境保全と直結しているのです。


◆ 水性塗料・低VOC塗料の普及と課題

 

近年、環境対応型の塗料として注目されているのが、

  • 水性塗料(溶剤の代わりに水を使用)

  • 低VOC・ゼロVOC塗料(有害物質を極限まで抑えたタイプ)

これらは施工時の臭いも少なく、作業員や周囲への健康被害も軽減できるのが特長です。

しかし課題もあります:

  • 油性に比べて耐久性や付着力に課題が残る場合もある

  • 特殊下地には対応できない塗料も多い

  • コストが割高なことも

 

販売店としては、性能と環境対応のバランスを見極めた製品提案が求められます。


◆ 廃塗料・空缶処理も「販売の責任」

 

塗料販売において見落とされがちなのが、「廃棄物の発生」への対応です。
現場で余った塗料、使用済みの空缶、固化物などは産業廃棄物として適切に処理しなければ、法令違反となるだけでなく、環境にも深刻な悪影響を及ぼします。

販売店としては、

  • 処分方法や業者紹介のアドバイス

  • リサイクル可能な製品の提案

  • 過剰発注を防ぐ適量販売の努力

 

といった「販売後まで視野に入れた対応」が求められます。


◆ 環境負荷の少ない塗料メーカーとの提携が鍵

 

今や、製造メーカーによって環境方針は大きく異なります。

  • ISO14001認証取得企業

  • バイオマス塗料や再生原料を開発する企業

  • 環境配慮型パッケージを導入している企業

 

こうしたサステナブルな企業との連携を強化することが、販売店としての信頼性アップにもつながります。


◆ まとめ:環境配慮は塗料の「新しい価値」

 

環境負荷の少ない塗料を選ぶことは、単なる“オプション”ではなく、“責任ある選択”です。
塗料販売業は、商品を届けるだけでなく、施工者やエンドユーザーに環境への意識を広げる立場でもあるのです。

次回は、この流れを受けて「塗料販売の未来と進化」について詳しくご紹介します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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